将来の進路や学びに直結する、家政学部 生活デザイン学科のおすすめ授業をご紹介。
実際に開講されている授業や学生インタビューを通して、“学びのリアル”をのぞいてみよう!

家庭科教育法Ⅲ.Ⅳ

中学・高校での家庭科教員としての実務経験を生かし、教育現場で即戦力となる授業力を養う実践的な授業です。
模擬授業では、相互参観・相互評価・自己評価を通じて着実に力を伸ばします。学習指導案作成から授業展開、教材工夫、生徒対応に至るまで、現場で求められる視点を具体的に学ぶことができ、教育実習や教員としての初任期にも役立つ内容となっています。

中学校の家庭科教諭を目指し、実践的な授業力を身につけるために受講しました。家庭科教育法Ⅰ・Ⅱでは基礎知識を学び、Ⅲ・Ⅳでは指導案作成や模擬授業を通して実践力を高めています。模擬授業では仲間の意見や先生からの助言を受けながら授業を改善でき、教育実習にも自信をもって臨むことができました。
将来は、生徒が自ら考え学ぶ授業を行い、生活に活かせる力を育てたいと考えています。家庭科教育法の授業は、学ぶ姿勢次第で大きな成長が得られる貴重な機会です。

田中 由美子先生

家政学部 生活デザイン学科

中学・高校生が興味・関心を持ち、楽しく役立つ授業ができるよう、実践力育成を目的としています。
学生一人ひとりの模擬授業を録画したビデオを観て振り返る自己評価や、相互評価も行うことで学生同士が刺激し合い切磋琢磨しています。
卒業生からも「現場で役立つ力が身に付きました」「皆の指導案とプリントは、今でも大切に見返しています」と好評です。

被服構成学実習Ⅰ

被服構成の基本を理解するため、セミタイトスカートの製作を通じて実践的に学びます。採寸から作図、仮縫い、パターン修正を経て、自身の体型に合った作品を完成させる実習です。被服構成学で学んだ理論を実際の製作に活かすことで理解を深め、最終回には完成品を着用し、自らコーディネートした写真を用いたプレゼンテーションと相互評価を行います。ものづくりの達成感と表現力も育む授業です。

高校時代から被服製作が好きで、教員免許状取得のための必修科目でもあることから受講しています。布から作品ができあがっていく過程や、縫製が服の着心地に与える影響を学べる点が面白く、興味深いです。一方で進度に遅れないよう作業することに苦労しますが、丁寧さを大切に取り組んでいます。将来は中学または高校の家庭科教員を目指し、日々勉強に励んでいます。

杉本 真由美先生

被服構成学実習Ⅰでは、教材作品を通して基礎的な縫製技法を学び、作品を完成させる達成感やものづくりの楽しさを体感します。学生一人ひとりの習熟度に応じた個別対応を行い、自分に合った布でスカートを製作。実際に着用する喜びも得られます。学生たちは積極的に質問し合いながら協力して取り組み、提出期限までに全員が完成を目指す姿から、実習室は常に活気にあふれています。