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教員氏名 | 谷口 幹也 |
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ローマ字 | TANIGUCHI, Mikiya |
所属学部 | 人間科学部 |
所属学科 | 児童・幼児教育学科 |
職名 | 准教授 |
主要担当授業科目 | 図画工作指導法,図画工作,幼児と表現、保育内容指導法(表現),造形演習、スキルアップ講座G、スキルアップ講座H、スキルアップ講座I、スキルアップ講座J、卒業研究演習Ⅰ,卒業研究演習Ⅱ,卒業研究演習Ⅲ,卒業研究演習Ⅳ、卒業研究論文 |
専門分野 | 芸術教育学、美術科教育、図画工作科教育、保育内容(表現) |
学生の皆さんへ | 今の自分にできないこと、わからないことがたくさんあっても大丈夫です。学び、成長をしようという気持ちがある限り、夢は必ず実現します。新しい自分を見つけるために挑戦していきましょう。 |
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最終学歴 | 東京学芸大学大学院 |
取得学位 | 修士(教育学) |
所属学会名 | 美術科教育学会,日本保育学会、日本教育工学会 |
受賞等 | 2004 (平成16)年 3月,美術科教育学会,学会奨励賞を受賞 受賞論文題目: 「デジタル・メディア社会における〈写す〉ことの意味をめぐって-美術教育における映像メディア活用のための一考察-」 |
研究活動の概要 | 研究活動(1) ■研究題目 理念と実践を架橋する美学者による美術教育学の構想 ―教員養成における図画工作の質的転換を促す基軸と本質観取―
■研究の要旨 教員養成における図画工作の質的転換を促す基軸として「学習指導要領」と「美学者による美術教育学の構想」の二つの軸を据える必要がある。そして本質観取を重視することによって普遍妥当性の高い授業へと質的転換を図ることが可能となると考えられる。二人の美学者による 美術教育学の構想は、学習指導要領に記された「理念」目標・内容と具体的な表現活動の「実践」を架橋し、深い洞察、理解を学生に促す根拠となる。
■研究成果の報告 九州女子大学学術情報センター研究紀要 vol.7
研究活動(2) ■研究題目 Does Introduction of Individual Learning at Home Improve the Effectiveness of Group Learning at Classroom in First-Year PBL Course? (査読付)
■研究の要旨 本研究では、初年次教育におけるPBLでの遠隔学習が、対面学習よりも後続のグループワーク学習の有効性を向上させるかどうかを検討している。2018年、グループワークユニットで認識された有効性は、学習者の高い社会的スキルに依存し、2017/2020/2021年には、グループワークにおける認識された有効性は、学習者の社会的スキルに依存していなかった。これは、ワークショップ型遠隔学習と対面学習が、社会的スキルの懸念を持つ学生にとっても、グループワークユニットの学習効果を促進することを示唆している。
■研究成果の報告 EICE TRANSACTIONS on Information and Systems
研究活動(3) ■研究題目 大学初年次における社会的スキルの自己認知・協同作業・批判的思考との関連~ 教員養成課程におけるグループワークを通した心理的変化 ~
■研究の要旨 女子大学1年次生を対象に、社会的スキルの自己認知・協同作業・批判的思考に関するアンケート調査を行い、その結果からグループ活動が社会的スキルの向上に好影響を与えることを明らかにした。
■研究成果の報告 信学技報 電子情報通信学会 vol.119, no.394
研究活動(4) ■研究題目 アートの拡大と美術教育の理念-美術教育実践の更新とその基礎理論をめぐって-
■研究の要旨 本論では、現代における「拡大された」アートの概念と世界がもたらす美術教育の更新について論じている。今日、近代美術教育の核心にあったモダンアートの終焉にともなって美術教育のモダニズムへの批判が生まれ、アートの実践と美術教育の実践に新たに架橋する言説が求められている。拡大されたアート、拡張された芸術概念から、今日の「アート」の動態、在り方を抽出し、美術教育学が、日本の公教育の一教科の問題としてではなく、私たちの社会が孕む問題に対して、広く希求する言葉と教育実践を示すことができる。そしてこれにより、公教育における美術教育の質的変換と向上に寄与できると結論づけている。
■研究成果の報告 九州女子大学紀要 第55巻2号
研究活動(5) ■研究題目 境界空間としての美術教育-「今を生きる私」の多層性を学ぶ美術教育を目指して-
■研究の要旨 本論文では,「今を生きる私」の多層性に着目した美術教育の重要性を提案している。「近代の自由な個人」に関する検討を行った後,砂澤ビッキ,川俣正ら二人の作家の営為の比較から,美術教育における主体イメージの変更の必要性を導きだしている。そこで「アイデンティフィケーション」に着目することを通して,美術体験を「境界空間」として問いただし,他者とともに新たな現在を創る協働作業に取りかかるための基礎的な場として,美術教育を再定義する必要であると結論付けている。13頁(245頁-257頁)
■研究成果の報告 美術科教育学会『美術教育学』27号 |