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教員氏名 姉崎 弘
ローマ字 ANEZAKI Hiroshi
所属学部 人間科学部
所属学科 児童・幼児教育学科
職名 教授
研究室 E213
メールアドレス hanezaki@kwuc.ac.jp
主要担当授業科目 肢体不自由者教育、肢体不自由者の心理・生理・病理、肢体不自由者支援学、重複障害教育総論、障害児教育総論Ⅰ・Ⅱ、人間科学概論、卒業研究演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ  特別支援学校教育実習事前事後指導
専門分野 重度・重複障害教育、肢体不自由教育、スヌーズレン教育
学生の皆さんへ 良き友・良き師・良き本と出会い、さまざまな体験をして、心を磨き、人生を豊かにして下さい
最終学歴 兵庫教育大学連合大学院学校教育学研究科博士課程単位修得退学
取得学位 教育学修士
職歴 静岡県立養護学校教員、三重大学教育学部教授、大和大学教育学部教授、常葉大学教育学部教授
所属学会名 日本特殊教育学会、日本重症心身障害学会、日本教育実践学会、 
日本LD学会、障害科学会 
教育研究社会活動 【学会・研究会活動】
日本特殊教育学会・免許問題等研究委員会委員 第1期委員・第2期委員
日本特殊教育学会・広報委員会委員、日本教育学会・「教育学研究」誌編集協力委員、ISNA日本スヌーズレン総合研究所初代所長・機関誌「スヌーズレン教育・福祉研究」誌編集委員長、ISNA日本スヌーズレン総合研究所名誉会長、日本スヌーズレン教育研究会代表、「養護学校の教育と展望」誌ネットワーク編集協力委員、
【社会活動】
三重県津市就学指導委員会委員長、三重県伊勢市就学指導委員会副委員長、三重県桑名市就学指導委員会委員、三重県特別支援教育振興会会長、
三重県障害児就学前支援体制整備運営協議会委員長、三重県特別支援教育体制推進事業・北勢地区専門家チーム委員長、三重県特別支援教育体制推進事業・中勢地区専門家チーム委員長・中勢地区専門家チーム委員長、三重県広域特別支援連携協議会委員長、三重県津市・伊勢市・松阪市・四日市市各特別支援教育巡回相談員、三重県特別支援学校メディカルサポート事業委員、三重県四日市市特別支援教育推進会議副委員長、三重県四日市市特別支援教育推進会議副委員長、三重県特別支援教育総合推進事業運営協議会委員長、日本学術振興会・科学研究費審査会専門委員、社会福祉法人牧之原やまばと学園理事、
受賞等 静岡県教育委員会・静岡県教育研究奨励賞(優良賞)受賞、静岡県教育公務員弘済会・教育研究優秀賞受賞、財団法人はごろも教育研究奨励会・はごろも教育研究奨励賞受賞
学内における委員会活動等 オープンキャンパス広報、特別支援学校教員養成教育、
社会貢献・国際連携等 ISNA-MSE (国際スヌーズレン-多重感覚環境協会)International Board、
特別支援教育士スーパーバイザー (番号SV10-012) 取得、
国際スヌーズレン追加資格(ドイツ語)(日本語名: 国際スヌーズレン専門支援士)取得
種類 著書・
学術論文の名称
単著
共著
筆者 発行
年月等
発行所等 概要
著書
著書 特別支援学校における重度・重複障害児の教育(第4版) 単著 2019.5.15 大学教育出版 わが国の特別支援教育の発展に伴い、特別支援学校は、その役割が一層重視されるようになり、地域の特別支援教育のセンターとしての専門性の発揮が期待されている。本書は、特別支援学校に多く在籍している重度・重複障害児の教育に関する初学者向けの入門書である。2017年の特別支援学校学習指導要領の改訂にともない、本書を全面改訂した。肢体不自由教育と重度・重複障害児教育の基礎理論を概説するとともに、筆者の特別支援学校現場での実践の省察に基づいて、この教育の実際的な取組み方についてわかりやすく詳述している。
著書 特別支援教育 第4版ーインクルーシブな共生社会をめざしてー 監修者・編著者 2017.10.10 大学教育出版 本書は、2007年から新たな教育制度としてスタートした「特別支援教育」の概説書・入門書として、最新の教育制度や学習指導要領(平成29年改訂)を踏まえ、さらに新たに小学校(通常学級・通級指導教室・特別支援学級)・中学校・特別支援学校(知的障害)の各学校現場における教育実践の内容を取り入れ改訂増補した(改訂第4版)。特別支援教育の最新の必須知識と教育実践例を網羅したわかりやすい入門書である。
学術論文
学術論文 重度・重複障害児担当教師に求められる自立活動の指導方法の考察 ー全国肢体不自由特別支援学校の「スヌーズレン教育」に視点を当ててー 姉崎 弘 2023.3 常葉大学教育学部,教育研究実践報告誌,6(2),1-10. 筆者は2021年に全国の肢体不自由特別支援学校小学部を担当する教師を
対象に、重度・重複障害児に実施している自立活動の指導方法に関する調査を実施した。近年、自立活動の指導方法は多様化しているが、その中で、特に寝たきりの重度児に注目されている自立活動の指導方法を抽出して、その活用度や今後教師が習得を希望している指導方法であるかについて尋ねた。その結果、特に感覚を活用するスヌーズレン教育が重度・重複障害児の発達を促す、との回答が数多く寄せられた。
学術論文 わが国におけるスヌーズレン教育の導入の意義と展開 姉崎 弘 2013.12 日本特殊教育学会 特殊教育学研究,51(4),369-379. 近年、わが国の肢体不自由特別支援学校に在籍する重度・重複障害児の教育を中心に、スヌーズレン(Snoezelen)を自立活動の授業に取り入れる学校が増えている。しかし、わが国ではスヌーズレンは教育法ではない、との見方もあることから、本稿では、まずスヌーズレンに関する国内外の学術書・研究論文を対象としてスヌーズレンの概念に関する研究動向を分析しスヌーズレンには「レジャー」の他に「教育」や「セラピー」としての側面があることを明らかにした。またスヌーズレン教育を定義し、感覚教育法等における位置づけや重度・重複障害児教育の現場への導入の意義を考察し、今後の展望について論じた。
学会発表
学会発表 重度・重複障害児の自立活動の指導方法に関する全国調査研究 姉崎 弘 2023.8 日本特殊教育学会 第61回大会ポスター発表 2022年に実施した肢体不自由特別支援学校に在籍する重度・重複障害児
への自立活動の指導方法の調査結果について、筆者が以前実施した2012年調査の結果と比較して、特に、感覚面に働きかけて発達を促す「スヌーズレン教育」が、教師の活用度において第2位、今後教師が習得を希望する指導方法として第2位となり上位を占めた。他の指導法は順位において特に大きな変化が見られなかったことから、近年、重度・重複障害児の教育において「スヌーズレン教育」が学校の教師に、活用され、習得を希望する指導方法として、特に注目されてきていることを明らかにした。