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教員氏名 松原 留美
ローマ字 MATSUBARA, Rumi
所属学部 人間科学部
所属学科 児童・幼児教育学科
職名 准教授
メールアドレス rmatsubara@kwuc.ac.jp
主要担当授業科目 英語I 英語II スキルアップ講座R イングリッシュ・ワークショップ 卒業研究演習
専門分野 児童・幼児英語教育 比較文学 アメリカ文学
オフィスアワー 月曜日2時限目(10:45-12:15)
学生の皆さんへ 自分の感情を表現する1つの方法として、英語を自由に使えるようになりましょう!難しく考えないで、面白いと思うことや楽しいことを英語で表現してみましょう。文法の学習は難しそうだけど、英語の文の組み立て方を知ると表現が広がりますよ!また、子どもたちと英語を使って楽しく遊べる方法も一緒に考えて行きましょう!Let's enjoy English!!
最終学歴 九州大学比較社会文化学府
取得学位 博士(比較社会文化)
職歴 九州女子大学 人間科学部児童・幼児教育学科 准教授 2023年4月から現在に至る
九州産業大学 語学教育研究センター 常勤講師 2020年4月から2023年3月
教育研究社会活動 2009年2月から2020年3月 ちびっこ・おやこ英語体験塾講師(久留米市耳納市民センター多目的ホール図書館)
2009年1月から2014年3月 屏水中学校区小学校外国語活動担当講師
2010年4月から2013年2月 久留米市教育委員会教育センター外国語活動研究班講師
2010年10月 久留米市小学校教育研究会外国語活動部会講師
研究活動の概要

研究活動(1)

■研究題目

2022年9月「Listening & Speaking AUTUMN 2022』(Go on Speaking) 九州産業大学語学教育研究センターLercsパネルセッション

 

■研究成果の要旨

(共同研究)九州産業大学全学英語教育におけるレベル2(上級)の学生のために、自然に会話力が身に付くことを目標とした教科書を作成した。内容は、ユニットのはじめにリーディングを行い、その部分で語彙の整理、表現の使い方を予習し、リスニングで自分が理解した内容を確認するものである。授業では、予習した内容を使って自分の意見を述べる練習をする。Mickael McAuliffe, Samuel Taylor, Ian Dagnall, Arron Passmore, David Johnson, Rumi Matsubara

 

■研究成果の報告

2022年9月よりテキストとe-learningを併用し授業を進めた。ネイティブの教員の観点から、全体的に学生自身の会話力が上がった印象を受けていた。学生も発声する機会が増え、英語を話している、また効果的な会話文を作成できている印象がうかがえた。

 

■キーワード

speaking

 

 

研究活動(2)

■研究題目

2021年9月 Sprouting and Epistemology of Environmental Literary Perspectives from the United States in the 19th Century 九州産業大学語学教育センターGEESパネルセッション

 

■研究成果の要旨

本研究は、19世紀のアメリカの思想家で環境文学の創始者であるヘンリー・ソローの認識論が、19世紀のキリスト教神学と自然科学とのつながりからどのように育まれたかを明らかにすることを目的とした。そして、ソローに焦点を当て、彼の自然に対する認識を研究し、彼の自然の神の概念がどのように位置付けられているかを考察した。これを行うために、ソローの初期のエッセイ「マサチューセッツの博物誌」の描写を調査し、自然界にあるものと作家との距離感、そして作家の表現方法に着目した。

 

 

研究活動(3)

■研究題目

2020年12月 環境文学として読む宮沢賢治の童話―童話集『注文の多い料理店』から「よだかの星」へのエコロジー思想の展開 Comparatio 九州大学大学院比較社会文化学府 vol.23(1頁-12頁)

 

■研究成果の要旨

エコクリティシズムの「第二波」は「自然的なもの」のみの領域を超えて環境の概念を拡張しているというが、宮沢賢治(1896年から1933年)の作品もその一つである。理想主義に留まらず、科学を踏まえた実践を行った賢治の作品の中には、環境破壊への危機意識をもって書かれたものが多くある。童話集『注文の多い料理店』は、人間を自然の一部と見なし、いかに人間が自然と共生していけるかを暗示している作品群であるが、中でも童話「よだかの星」は底辺に位置付けられる主人公を生存競争の運命に苦しむ弱者のモデルとしている。本論では主にこの作品が法華経の「謗法逆縁」の世界を描いていることを論じた。

 

 

研究活動(4)

■研究題目

2020年9月 起点としての「マサチューセッツの博物誌」―エマソンとの別れ、ウォールデンへの出発 Asle-Japan文学・環境学会第23号 31頁から41頁

 

■研究成果の要旨

ヘンリー・ソロー独自の自然観察の方法について、これまで『ウォールデン』において高く評価されてきた。しかし『ウォールデン』出版の12年前に執筆した「マサチューセッツの博物誌」において、すでにソローの独自性は極まっていた。しかしこのことを指摘する先行研究は、未だ見受けられない。そのため、本論のI章では、エマソンとの関わりがあってソロー独自の自然観察の方法がどのように生まれたのか、そのプロセスについて述べ、II章では、どのような自然の描写がソロー独自の自然の見方であるのかを取り上げた。

 

■キーワード

Henry David Thoreau, マサチューセッツの博物誌

 

 

研究活動(5)

■研究題目

The Relation of Gary Snyder’s View on Language and Understanding of the Wild —Reading The Practice of the Wild― Comparatio 九州大学大学院比較社会文化学府
比較社会研究会 vol.16 13頁から25頁

 

■研究成果の要旨

本論では、Gary SnyderのThe Practice of the Wildに述べられた「野性」の性質に注目した。Snyderの「野性」の理解をもって、人間と環境―「野生」という場所の概念で説かれた―の関係性をどのように説明しているかを明らかにした。そして、Snyderの「野性」が生物、非生物に内在する無意識層に潜在し、言語が「野性」を源として生まれ出るという独自の言語観を現象学の視点から論じた。