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教員氏名 | 作田 澄泰 |
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ローマ字 | SAKUDA, Kiyohiro |
所属学部 | 人間科学部 |
所属学科 | 児童・幼児教育学科 |
職名 | 准教授 |
メールアドレス | k-sakuda@kwuc.ac.jp |
主要担当授業科目 | 道徳教育指導法(初等,中等),特別活動指導法(初等) 総合的な学習の時間指導法(初等) 特別活動・総合的な学習の時間指導法(中等) 教育実習(初等),卒業研究演習 |
専門分野 | 道徳教育,特別活動,カリキュラム研究,教師教育,教育原理 |
学生の皆さんへ | ソクラテスの言葉「徳とは何か」に照らし合わせ、これからの持続可能な社会構築に向け、皆さんの「自己の生き方を問う」学びを深めてほしいと願っています。共に協働して助け合い、自分の目指す方向へと進んでいってください。 |
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最終学歴 | 岡山大学大学院 教育学研究科 カリキュラム開発専攻 |
取得学位 | 修士(教育学) |
職歴 | 広島県草戸千軒町遺跡研究所 管理事務(草戸千軒町遺跡に関する調査管理) 広島県公立中学校教員(社会,数学) 広島県公立小学校教員 吉備国際大学社会福祉学部 非常勤講師(2003~2014) 早稲田大学総合研究機構教師教育研究所 招聘研究員(2015年4月~2022年10月) 九州女子大学 人間科学部 人間発達学科人間発達学専攻 准教授(2022年4月~2023年3月) 九州女子大学 人間科学部 児童・幼児教育学科 准教授(2023年4月~現在に至る) |
所属学会名 | 日本道徳教育学会 日本教育学会 日本教育実践学会 日本カリキュラム学会 日本特別活動学会 中国四国教育学会 日本学校教育学会 初等教育カリキュラム学会 |
教育研究社会活動 | 子ども・若者支援専門職養成研究所会員(2016~現在) 広島県少年補導協助員「青少年の非行防止普及活動」(2007~2011) 福山市体育指導委員(2009~2012) NPO法人 広島生涯教育研究所会員「広島県の環境に関する地域社会を創るための活動」(2004~2013) NPO法人 元気っ子プロジェクト「地域ネットワーク、地域社会参画を目的とする活動」(2011~現在) 福山市あつまローズの会「不登校児童生徒たちへの学習支援活動」(2013~現在) |
受賞等 | 個人教育研究優秀賞受賞(日本教育公務員弘済) 『コミュニケーション行為が及ぼす道徳的価値の変容に関する研究』(2012年11月) 個人教育研究優秀賞受賞(日本教育公務員弘済会) 『コールバーグの道徳性発達理論に基づいた道徳実践研究』(2009年11月) |
研究活動の概要 | 研究活動(1) ■研究題目 『自己の生き方を問う道徳教育のあり方』―道徳授業を通じて,生きる実践力を育てるー
■研究成果の要旨 著者の教育実践をふまえ,自己の生活を振り返る重要さにふれ,社会を生き抜く人間育成のための特設道徳授業のあり方を探った著書である。小学校における道徳教育実践及び,他教科との関連について集録している。また,ジレンマ教材の実践研究により,L.コールバーグ道徳性発達理論をもとに,本理論を検証している。さらには,自己省察することの意義と「自己を問いながら生きる」ことにより,常に自他のことを考えることに繋がり,道徳性と自己肯定感,自尊感情などを高めていくことに繋がる。本書では,著者の道徳教育実践により,児童の心が大きく変容した内容を生の声として語っている。
■研究成果の報告 総合単元としての道徳教育カリキュラムを考察し,他教科との関連性をふまえ,道徳的判断としての発達段階について,L.コールバーグ理論を基にし,新たな道徳性発達について明らかとした。具体的には,初等教育における全学年の道徳性発達について実践的知見を考察し,L.コールバーグ理論に関連した新たな理論を展開している。
■キーワード 総合単元道徳カリキュラム,道徳性発達の拡張,自己省察
研究活動(2) ■研究題目 人間関係形成構築に向けた「総合的な学習の時間」の実践研究 ―改訂学習指導要領における協働的学びからの検討―(共著)
■研究成果の要旨 改訂学習指導要領(平成 29 年)を経て,これまでの総合的な学習の時間とは異なり,より一層,「自己の生き方」「人間関係形成」及び,「探究的な見方・考え方」について重視された内容となっている。本稿では,筆者(作田)の初等教育実践事例をもとにし,総合的な学習の時間の目指す意義を探ると共に,総合的・横断的な視点から検討し,持続可能な未来社会にわたり,必要となる資質能力について明らかとした。また,人間関係形成の構築に向け,これからの総合的な学習の時間の果たす役割について理論及び,実践的考察を行い,今後に必要な総合的な学習の時間における課題と展望について示唆した。
■研究成果の報告 岡山大学教師教育開発センター紀要 12,pp.119-133, 2022
■キーワード 協働的学び,課題発見と課題解決,人間関係形成,真正な学び
研究活動(3) ■研究題目 「持続可能な開発を目指す社会」の構築に向けた道徳性を高めるための教師教育研究 : 教員養成課程におけるコミュニケーション的行為の道徳的価値分析をもとに(単著)
■研究成果の要旨 本実践研究では,「持続可能な開発を目指す社会」の構築に向け,教員養成課程の大学生によるスライド活用コミュニケーション的行為を実施した。特に,ESD 構築に向けた「育みたい力」(日本ユネスコ委員会 2013)を鑑み,対話によるスライド活用コミュニケーション的行為を充実 させることにより,相互主体的な意思疎通から端的な自己省察を経て,社会的視点に立った道徳 的価値が培われることが推認された。 また,対話によるスライド活用コミュニケーション的行為の充実により,道徳的価値の共有から道徳的自覚が成され,将来,教師となる大学生において,深い倫理観と道徳性及び,自己肯定 感が構築されることを明らかとした。
■研究成果の報告 教師教育研究:早稲田大学教師教育研究所紀要 (10), pp.71-83, 2020
■キーワード コミュニケーション的行為,道徳性の高まり,道徳性を高める距離感,将来への展望,自己肯定感,スライド活用の効果,道徳的実践力
研究活動(4) ■研究題目 『道徳教科化に向けた今後の新しい教師教育と学校教育の在り方に関する考察―総合単元的な道徳授業カリキュラムから考える真の道徳教育の検証―』(共著)
■研究成果の要旨 文部科学省が実施する道徳教科化に向け,今日の学校教育において,道徳教育が必要とされている理由と今後の在り方について検討した。その際に,これまでに実施されてきた総合単元的な道徳教育による「学校教育活動全体として」の視点が強化された学校教育の在り方に加え,さらなる地域,家庭等と連携した綿密な道徳教育の在り方を必要とする。本研究では,これらを踏まえた図式化をもとに,評価方法等の道徳教科化における効果と課題について考察分析した。その結果,道徳教科化により,道徳への意識が強調され,各個人への意識付けである道徳的価値意識が高まりやすくなることが示唆された。 また,学校教育における自然・空間・人間環境づくりの重要性と「善く生きる」ための道徳教育に向けた教師教育の在り方について明らかにした。
■研究成果の報告 岡山大学教師教育開発センター紀要 6,pp.1-10, 2016
■キーワード 道徳の評価方法,道徳教科化による効果,学校教育の環境設定,総合単元的な道徳授業カリキュラム
研究活動(5) ■研究題目 『人生観の自己省察とコミュニケーション行為による幸福感への効果―ハーバーマス理論を参照にしたルールづくりによる道徳観の分析結果から―』(共著)
■研究成果の要旨 コミュニケーション不足をめぐる諸問題を受け,教職志願者を対象に会話形態によるコミュニケーション行為の分析を行った。具体的には,各自で「過去と現在の自分」について取り上げ,現在の「幸福感」について,ハーバーマスコミュニケーション理論をもとに講義を実施した。その結果,1対3の会話形態によるコミュニケーション行為により,自己肯定感の向上と幸福感への効果が期待されることが明らかとなった。また,本研究の結果,自己肯定感を高め,将来を生きる力に役立てることが期待される。
■研究成果の報告 京都大学生涯教育フィールド研究(京都大学大学院教育学研究科生涯教育学講座生涯教育フィールド研究編集委員会)4,pp.35-51, 2016
■キーワード ハーバーマスコミュニケーション行為理論,道徳的心情の変容,自己肯定感の高まり, |
Web page | https://researchmap.jp/kiyo4796 |
生年 | 1972年 |